日本大学商学部 村井秀樹教授は、北海道・下川町のNPO法人森林未来研究所と共に、 森林資源を利活用し、日本全国の地域創生に展開できる研究をしています。
北海道下川町は、旭川の北部に位置し、広さは東京都23区と同じで、人口は約3,000人の町です。
1950年代後半から50㏊植林×60年伐採サイクルによる循環型森林経営を理念とした森林づくりを行ってます。
その豊富な森林資源を生かし、公共施設の約60%は木質バイオマスによる熱供給を行い、脱炭素の取組を進めています。
全国初の自治体によるCO2クレジットの創出等、先駆的な取組も進めています。
経済的な活動だけではなく、企業や学生などを対象とした森林体験ツアーの受入れも行っています。
下川町は、このようなに長年にわたる森林総合産業や脱炭素への取組が評価され、2017年12月に第1回ジャパンSDGsアワードの本部長(内閣総理大臣)賞を受賞しています。